サンパウロ (São Paulo)
人口約1,200万人. ブラジルのみならず、南半球最大のメガシティである. 2016年の都市圏人口(近郊を含む)は2,060万人で、世界第10位、南半球では第1位である. アメリカのシンクタンクが2016年に発表した世界都市ランキングでは、世界34位と評価された. ブラジルの都市としては、リオデジャネイロを凌ぎ首位であった.
略称として SP や S.Paulo と表記される(「SP」は「サンパウロ州」の略称でもある). 住人の呼称は「パウリスターノ (paulistano)」、女性形は「パウリスターナ (paulistana)」.
市街地には高層ビルが、郊外には多くの工場が立ち並ぶ大都会で、ブラジルのみならず南米の経済、文化の中心地の一つである. 平均収入もブラジルで最も高く、2009年には個人所有のヘリコプターとヘリポートの数が世界一になった.
イタリア系やポルトガル系、スペイン系、ドイツ系、シリア系、レバノン系、ユダヤ系、日系の人口が特に多い他、最近では韓国などのアジア諸国からの移民が増えている. 内陸に位置するため、南方60kmの位置に在るサントスを外港とする.
なお、「サンパウロ (Sao Paulo)」は、ポルトガル語でキリスト教における聖人の1人である「聖パウロ」の意味. 漢字では、「聖市」と表記される.